新緑が目にまぶしい季節となりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

先日はノミについてお話しました。

今回はマダニについてです。

ダニって??

ダニと言っても多くの種類のダニがいます。
皆さんがよく目にするダニは、「マダニ」というダニです。マダニは、ダニの中でも大きく、血を吸っていない時では約2〜3mmですが、血を吸った後には、その100〜200倍まで大きくなります。

ダニがつくと?

ダニは、1匹につき1〜2ccの血を吸うと言われており、大量寄生により重度の貧血を引き起こし、場合によっては命に関わることもあります。
また、バベシア症やヘモバルトネラ症といった、大変恐い病気を媒介します。そして、人獣共通感染症となるライム病や日本紅斑熱、2013年に日本でも初めて死亡例が報告されたSFTS (重症熱性血小板減少症候群)もマダニが媒介する病気です。

どうやって見つけるの?

マダニは体の表面に寄生しますが、その後皮膚の薄い吸血しやすい場所に移動します。

特に毛の少ない目、口周り、耳、胸、内股、お尻周りなどを中心に散歩後チェックしましょう。

ダニは満腹になるまで数日は動きませんので、イボと思って来院した飼い主さまもみえます!

ダニはどこにいる??

マダニは山林や草むら、ヤブに生息しています。

草むらが多い家の周囲や緑の多い公園や河川敷があるなら要注意!!

また外で遊んだり、キャンプや旅行によく出かける場合は、草むらからわんちゃんにとびうつるチャンスをうかがってるかもしれません。

もし見つけたら??

マダニの口は、皮膚を突き刺すのに特に適した構造をしています。マダニは接着剤の働きをするセメント様物質を注入して固定するため簡単には取れません。

無理に取ろうとすると、くちばしを取り残し、皮膚に炎症が起こる可能性がありますし、マダニのお腹の中の病原体を、動物の皮膚の中に押し込んでしまう可能性があります。

マダニを見つけたら早めにご来院ください。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)~

 SFTSは、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するとされています。症状は発熱、消化器症状(嘔吐、腹痛、下痢等)を主張とし、ときに筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。ヒトでの致死率は10~30%程度と言われています。

ペットから人間への感染については、SFTSを発症していたペットの体液に、ヒトが直接触れたことが原因と考えられています。

※厚生労働省ホームページでは、人の予防としては、草の茂ったマダニの生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボンを着用し、サンダルのような肌を露出するようなものは履かないことなど、マダニに咬まれない予防措置を講じるよう載せられています。

ダニ対策

マダニが病気を媒介し始めるのは、血を吸い始めてから48時間以降と言われています。

定期的な駆除薬の投与で早い対応を心がけましょう。

マダニも種類によっては冬も活動するものもいるため、油断は禁物です。

お外に出るねこちゃんや草むらを散歩するわんちゃんは一年中予防することをお勧めします。

ダニ駆除薬には、スポットタイプやスプレータイプ、錠剤タイプなどの種類があります。動物病院で処方されたお薬であれば、1回の使用で効果が1~3ヶ月ほど続きます。

市販のダニ駆除薬は、有効成分の違いや全身への広がりの弱さなどにから、動物病院で販売している薬と比べると、効果が60%ほどしか望めないとの報告がありますので、しっかり効果のあるお薬を使いましょう!

当院では、様々なダニ駆除薬を取扱っております。気軽にご相談いただき、生活環境に合った対策をしましょう。

しっかりノミ・マダニを予防して、GWを楽しく過ごしてくださいね!

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