さわやかな秋晴れの候となりました。
お出かけにはもってこいですね!
前回、わんちゃん・ねこちゃんは7才くらいから(大型犬は5才)、シニア期に入るとお話しました。
シニア期のちょっとした気遣いで、より快適で健やかな生活をさせてあげることができます。
今回はシニア期の管理についてお話したいと思います。
●食餌
太り過ぎ、痩せすぎには十分注意しましょう。
老齢になると運動量が少なくなり消化器官も衰えてくるため、成犬・猫と同じ食餌を与えると肥満となり、
内臓疾患にもなりやすくなるためシニア用フードへの切り替えをしましょう。
●生活環境
加齢による五感や筋力衰えによって、日常生活のさまざまな場面で不都合を感じるようになります。
以前は思い切り走り回れた家のなかで物にぶつかったり、滑ってうまく歩けなかったり、少しの段差につまづいたりするようになってしまいます。
様々な環境の変化(家具等の配置の変化や、新しいペット等)はストレスの原因にもなりますので、なるべく避けるようにしましょう。
●運動、刺激
年をとると足腰や体力に衰えが見え始めます。だからといって運動をやめてしまうと血液循環が悪くなったり、体の関節がこわばり筋肉が細くなり
日常の動作がうまくできなくなります。無理をせず適度な運動を心がけましょう。
年老いてきたからといって穏やかな生活の繰り返しがいいというわけではありません。新しいおもちゃを与えて一緒に遊んであげたり、散歩コースを
少し変えてみるなどドキドキ・ワクワクといった刺激を与えることで体も心もイキイキさせてあげましょう。
次回は老齢期の病気についてお話したいと思います。