あっという間に12月、1年経つのは早いものですね。
みなさまは、犬派?猫派? どちらですか。
最近いくつかの番組で、今年猫の飼育頭数が犬の飼育頭数を超えるという報道を見ました。
ねこちゃんは、トイレのしつけもしやすく散歩の必要性がないことが魅力に感じるのかもしれません。
そして、狂犬病予防接種の義務もないため動物病院に行く機会もないはず…と思っている方も
少なくはないと思います。
でも実際は混合ワクチンや去勢・避妊手術などで意外と病院に来る機会は多いのです。
ペットショップで説明を受けている方はご存知かもしれませんが、子猫を保護したり貰ったという形で
飼われている方は知らないという方もいますのでお話しましょう。
《混合ワクチン》
わんちゃんに5種・8種などのワクチンがあるように、ねこちゃんにも混合ワクチンがあります。
代表的な猫カゼを予防するワクチンや猫白血病・猫エイズといった根治する治療法がない感染症を予防する
ワクチンもあります。
(猫カゼは空気感染するものもありますので、室内飼いだから大丈夫!は間違いです。)
《ノミ・ダニ予防》
春あたたかくなると大発生するノミやマダニは、人間にも害をおよぼします。
寄生虫に感染する可能性もあるので対策は大切!
《フィラリア予防》
わんちゃんでは予防が必要だと知っている方は多いと思います。
最近では、10匹に1匹の猫がフィラリア幼虫感染報告されています。
猫の症状は犬よりひどくなる場合が多く、食欲不振や呼吸困難を起こし急速に死に至ります。
ノミや回虫・ミミヒゼンダニも一緒に駆除できるスポット剤でフィラリア予防ができます。
《去勢・避妊手術》
初めての発情が来る前までに去勢・避妊手術をすることを検討しましょう。
望まない繁殖を防ぐばかりでなく、子宮蓄膿症・乳腺腫瘍や精巣腫瘍などの生殖器系の病気を
防ぐことにもなります。
また、出会いを求めて外に出たい気持ちやテリトリーを広げる気持ちも和らぎますので、
安心してお家で飼うことができます。
いかがですか?
知っていた方も知らなかった方も予防の大切さや必要性がお分かりいただけたかと思います。
人も動物も健康で長く一緒に過ごすためには、予防が必要不可欠!
この他、質の良いフードを与えることや定期的な健康診断、室内飼いをすることも大切な健康管理です。
愛する家族を守るのは飼い主さんです。ライフスタイルに合わせた予防をおすすめしますので、
いつでもご相談ください。