先日、ブログにしました勉強会では動物の痛みに関する講演があり、とても興味深いものでした。
20年前と比べると、動物たちの痛みに関する研究も進み、薬も多様化していると勉強になりました!
そんななか、今後の獣医療にも大きく影響してくるであろう情報がありました。
CPD というアプリをご存知ですか??
※CPD(Cat Pain Detector)は、株式会社Carelogy(ケアロジー)と日本大学生物資源科学部との共同研究により開発された、猫の痛みを表情からAI判定するWebアプリケーションです。これにより、家庭内でも簡単に、飼い猫が痛みを抱えているかどうかを調べることが出来ます。
CPDを使えば、あなたの猫が痛みを抱えている可能性を早期に把握することが出来ます。また、判定精度は約95%を誇ります。 (2023年1月時点)
このアプリは動物のいたみ研究会も開発に携わっています。
猫は、「いたみ」の徴候がわかりにくく、多くの場合において自身の猫に「いたみ」があることに気づいてあげられていません。「いたみ」のある猫は、顔の表情に変化が出ると言われています。その微細な変化をAIで検知するとてもユニークなアプリです。猫は自分で「いたみ」を訴えるのが苦手です。是非とも、自身の猫の状態を把握するための1つのツールとして活用してみるのも良いかと思います。
多くの飼い主の皆様に日常的に使って頂けるように、無料でかつシンプルなサービスになっています。
我が家の猫にも試してみました。
結果は、、、??なところもありましたが、日々増える猫ちゃんの写真を健康管理に役立てることができる時代になってきているのだなと感じました。
わんちゃんもねこちゃんも首輪で、飲水量や家での活動、食事回数などを把握できるもの、トイレの下に敷きトイレの回数や尿量を管理できるものなど、さまざまなな商品がありますね!!
今のところその情報を持って来院された方はいませんが、それもちかい未来のことかもしれません。
いずれにせよ、動物病院と飼い主様との連携は必要不可欠であるので、みなさまと色々共有できる病院でいたいです。