公園のつつじが鮮やかに咲いていますね。
散歩も目で楽しめる時期かと思いますが、みなさんノミ予防はされていますか??
ノミって??
主にイヌやネコに寄生し、人も吸血する害虫です。近年の被害のほとんどはネコノミによるものですが、ネコに限らず人やイヌも吸血します。跳躍力が非常に優れており、体長の200倍も跳ねることが可能です。
ノミがつくと?
吸血されたところが大変痒くなり、赤いブツブツが出来たり、吸血する際に口が動物の体内に入り、ノミの唾液に対するアレルギーが起こり、脱毛や炎症が起こったりします。また、ノミは瓜実条虫(サナダムシ)を媒介します。
どうやって見つけるの?
体の成虫が吸血していたり、動いたりしています。動きが早いので被毛をかきわけるとサッと走っていきます。また皮膚をよくみてみると、黒い粉状のノミフンを見つけることができます。フンを見つける方法として、湿らせたコットン又はティッシュに黒い粒を置いてみてください。溶けて赤黒い色素が拡がったらノミフンです。
もし見つけたら??
ノミは産卵します。(一日に4~20個、一生の間に200~400個)ゴキブリ同様1匹いたら!!??
卵は約2日でかえり、幼虫は約6日、さなぎは6~15日で成虫になります。成虫はメスとオス共に吸血し、吸血時間は20~25分にもなります。大量寄生時は貧血も。
人間が発症する症状は?
人間がノミに噛まれるとノミ刺咬症になることがあります。ひどい場合はアレルギーも。
また、ノミは人間の猫ひっかき病の原因にもなります。原因菌(バルトネラ・ヘンセレ)に感染した猫に人間が引っかかれたり、咬まれたりすると、その部位が化膿したりリンパ節が腫れ、発熱、頭痛などの症状が現れるという感染症です。
ノミが繁殖するには、室温が13℃あれば十分です。家の中では1年中繁殖できます。つまり、真冬(1~3月頃)を除いて年中発生します!また、1度室内に持ち込まれると繁殖を繰り返し、あっという間に増えてしまいます。
ノミ対策
猫のノミ駆除薬には、スポットタイプやスプレータイプ、錠剤タイプなどの種類があります。動物病院で処方されたお薬であれば、1回の使用で効果が1ヶ月ほど続きます。
市販のノミ駆除薬は、有効成分の違いや全身への広がりの弱さなどにから、動物病院で販売している薬と比べると、効果が60%ほどしか望めないとの報告がありますので、しっかり効果のあるお薬を使いましょう!
当院では、様々なノミ駆除薬を取扱っております。気軽にご相談いただき、生活環境に合った対策をしましょう!