7月28日、看板犬ニコルが天国へ逝きました。
開院当初から16年間、病院のアイドル犬として
とびきりのニコルスマイルで私たちを癒してくれました。
若い頃のニコルは玄関が開くたびに小型犬らしい高い声で吠えたり、
患者さんの中で来院されると必ず挨拶をしてくれる方がいらっしゃって、
においで分かるのか、その方が来るとしっぽをちぎれんばかりに振ってアピールしました。
ごはんの時間にはケージから飛び出しそうなほどジャンプし、”はやくちょうだい!”と
うったえます。人が大好きで背中をなでると本当に嬉しそうに笑いました。
他の犬や猫が寄って来ても吠えたり、咬みついたりすることなく、仲良く寝そべっていたり、
小さな子供にも大人しく抱かれていたりと、とても優しいコでした。
2年ほど前に胆嚢の病気になり大きな手術を受けています。
一時は命が危ない状況でしたが手術に耐え、見事に復活してくれました。
その後、徐々に体は老いていきましたが、2年間も私たちの近くにいてくれました。
私たちに多くの思い出と豊かな時間を与えてくれたニコルくん。
身体がなくなっても心の中にいてくれるのだなと思います。
最後になりましたが、来院時声をかけて可愛がって下さった方々に感謝申し上げます。
ありがとうございました。