暦の上では春とはいえ、寒さ厳しい毎日です。

 

さて、現在話題のSFTSウイルスのお話です。

ここ数日は、メディアで取り上げられていることが多く、病院にご来院される方も何人かいました。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、ウイルスを持っているマダニに咬まれることで感染して

引き起こされる病気です。

 

マダニは、SFTSウイルスだけでなく犬へはバベシア症、ヒトへはライム病や日本紅斑熱などさまざまな病気を

媒介します。公園や川原など緑の多い場所にひそんでいて、この辺りでも運動公園などで見られる身近な寄生虫

です。

ピークシーズンは春と秋。

これから気温が上がってくると注意が必要な時期に入りますね。

では、マダニの対策はどのようにしたらよいのでしょうか?

 

◊マダニのお薬を投与しましょう!

お薬は滴下剤や内服薬などさまざまな種類があります。

いずれも月に1回の投薬でマダニとノミの予防ができます。

◊散歩のときには、なるべく草むらに近づけないようにしましょう!

わんちゃんやねこちゃんだけでなくヒトもマダニがつかないように、草むらなどに近づく場合には

長袖・長ズボンなど肌の露出を控えるようにしましょう。

◊散歩やお出かけから帰ったら、ワンちゃんやねこちゃんの体をよく確認しましょう。

特に顔回り、お腹や足指の間などを中心をチェックしましょう。

※もしマダニを発見しても決して無理に取ろうとしてはいけません。

見つけたらすぐに病院にご来院ください。

 

 

ホームセンターやペットショップ、スーパーマーケットなどで扱っているスポットオン製剤は農薬の一種を

使っていたり、効果の低いものや持続力の弱いものもあります。

お薬を選ぶのにも注意が必要です。

 

『月に1回』定期的な対策で人間と愛犬・猫の健康を守りましょう!

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