11月も半ばを過ぎ、今年も早いもので残すところわずかとなりました。
皆様は今年はどの様な1年でしたか?
私は考えてみると「平凡な毎日の繰り返し」でしたね。
ですが、最近「ささやかな楽しみ」を見つけることができました。

それは12月に公開される「はたらく細胞」という映画を観に行くことです。
体内ではたらく細胞を擬人化した漫画を実写映画化した作品で、赤血球と白血球の親子の関係や、病原体の侵入と細胞たちの戦いを描いています。
細菌やウイルスが入ってきたり、常在菌が暴れ出したり。でも「体の中の細胞たちは今日も元気にみんながんばっています!」といった具合でしょうか。

病院では血液検査を行います。
わんちゃん、ねこちゃんの血液検査の異常値をみて、この「はたらく細胞」を想像すると「体内はえらいことになっています・・・」と感じてしまいます。
また、血液検査の様々な項目を見ながら、「自分はどのタイプ?」と考えると、私はどちらかと言えばやはり「赤血球」ですね。細胞の半数近くを占める配達員。主に体が必要とする酸素や二酸化炭素を毎日運搬しますが、残念ながら戦闘力が皆無なこともあり、細菌やウィルスが侵入すると白血球やマクロファージが出動するまで逃げつつしのぐようにがんばるところでしょう。
でも、叶うなら「白血球(好中球)」みたいに活躍したく、でもあこがれはその中の貪食な「マクロファージ」になりたいですね。

冒頭に書いたように「平凡な毎日の繰り返し」と感じてはいますが、当たり前の生活のなかでは、はたらく細胞への感謝の気持ちに気が付かず、「健康」の価値も忘れがちになりますね。わたしの「はたらく細胞」に感謝しながら、映画を楽しみたいと思います。

皆様もぜひ観に行かれてはどうでしょうか。

愛玩動物看護師 池田