朝晩の冷え込みが厳しい季節となりました。

最近ノミに寄生されている犬猫の来院が増えています。

寄生虫というとフィラリア、マダニなど命に係わるものの予防が重要ですが、ノミも一度つくと繁殖サイクルがあり、完全に駆除するまで時間のかかる厄介な寄生虫です。

ノミがいるかどうか確認するには主に2つの方法があります。

1つ目は目の細かいコームなどのブラシでブラッシングすることで成虫を目視する方法です。

しかし、ノミは1~2㎜ほどの小さな虫であり、光の届かない被毛の奥へ入るためこちらの方法では見つけられないこともあります。

2つ目の方法はノミの糞を見つけることです。

ノミに寄生されていると、毛をかき分けた際に黒い砂粒のような物がついていることがあります。

それを水に濡らしたティッシュの上に落とし、血がにじむ場合はノミに寄生されている可能性が高いです。

急な皮膚の痒み、脱毛などがみられたら一度チェックしてみてくださいね。

ノミを愛犬・愛猫で発見した場合、市販の駆除剤ですと効果が弱いことがありますので、お早めにご来院ください。

ノミの予防薬では錠剤タイプ、スポットタイプ、スプレータイプなど様々なものを取り扱っていますので、その子にあった方法で予防しましょう!

ノミは13度以上の気温で繁殖をしますので、最低限今月か来月まで予防を、マダニは一年中活動しますので草むらなどに入る子は

一年中の予防をおすすめします。