寒い日が続いていますね。
暖かい春が待ち遠しいです。
皆さんはわんちゃん、ねこちゃんにも血液型があるのをご存知ですか?
先日「ねこちゃんの血液型を知りたい」という方がいらっしゃいました。
そこで今回は犬・猫の血液型についてお話します。
人間は「A・B・O・AB」の4種類ですが、
猫には「A・B・AB」の3種類があります。
A型が全体の70%、B型は地域や種類によってときどき見られ、
(ソマリやアビシニアンは比較的B型率が高いと言われています)
AB型は極めてまれです。
血液の性質や割合は違いますが、人間と似ていて分かりやすいですね。
それに対して犬は10種類以上と多くの種類があります。
(今も研究の途中で増えつつあります)
国際的に認知されているのは以下の8種類です。
{ 型 ・・・ 保有率 }
★DEA1.1 ・・・ 62%
★DEA1.2 ・・・ 2%
★DEA3 ・・・ 5%
★DEA4 ・・・ 98%
★DEA5 ・・・ 15%
★DEA6 ・・・ 96%
★DEA7 ・・・ 40~55%
★DEA8 ・・・ 20~44%
さらに1匹で複数の種類の型を持っており、かなりややこしいです。
血液型を知るメリットは、"緊急で輸血が必要になったときの
トラブルや不安を減らすこと"です。
人間と同様に、異なるタイプの血液を混ぜると
拒絶反応が起こり輸血することはできません。
これを予防するため、「輸血を受ける側と提供する側の血液を混ぜて
固まらないか反応を調べる検査(交差試験)」を行っています。
飼っているわんちゃん、ねこちゃんの血液型を
知っている方は多くはないと思います。
日常の生活で必要なことはほとんどありませんが、
緊急時、災害時の備えとして調べておけば万全です。
血液型についての知識を持っているだけでも
いざという時に役立つかもしれませんね。